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2017年03月11日

華道

転衣式の華

高野山金剛峯寺にて執り行われました法印転衣式(弘法大師の名代として、1年間法会を取り仕切る法印の転衣の儀式。 )の大立華と上段の間(以前は天皇、上皇が登山された際の応接間として使用された所で、現在は高野山の重要な儀式に使用されています。 )の真華です。 華道高野山の講習会で荘厳真華の活けこみをさせて頂きました。 朝から降り積もった参道の雪を踏みしめながら金剛峯寺大広間に到着。 儀式の荘厳華を学ぶためにこれ以上の舞台はありません。 全てのいけばなの源流は供華(たて花)様式の古典花です。 荘厳真華とは、教えを説く華であり、その場がどのような場所であるかを指し示しています。 花を飾ることによってその場所の空気が変わるのです。

ちょうど6年前の震災の前日もここで大立華を活けさせて頂きました。
今日、3月11日は各地で祈りの華が飾られています。