2011年01月29日
ご報告
ロ-タリークラブ週報「こちらから」
川之江ロータリークラブからのご依頼があり、会員週報に拙文を寄稿いたしました。
「こちらから」
私は、10年来、ウォーキングを日課にしています。 仕事柄、正座の時間が長く、腰痛に悩まされておりましたが、これによりかなり楽になりました。 雨の日以外は、できる限り歩くよう心がけております。 早朝、本堂でのお勤めを済まし、朝食までの約30分、寺から金生川の土手沿いに2キロ半程を歩きます。 このコースは、春夏秋冬、それぞれ変化に富んで楽しめるし、なんと言っても水辺が大好きなので、とても気に入っています。
歩いておりますと、たくさんの人とすれ違います。 十人中十人が、私より年配の方です。 すれ違いざまに、軽くあいさつをしますが、多くの(男の人)には無視されます。 面倒なので、そういった人にはあいさつをしなくなりました。 そうすると、そんな人とすれ違うこと自体が、苦痛になったり、気が重くなったりします。
ところが、先日、この詩に出会いました。
「こちらから」 坂村真民
こちらから あたまをさげる
こちらから あいさつをする
こちらから 手を合わせる
こちらから 声をかける
すべてこちらからすれば
争いもなく
なごやかにゆく
また、弘法大師さまは、「発心(ほっしん)すれば即ち至る」という名句を残されています。 すなわち、善行(悟り)を自らすすんで求め、行動を起こすことが大切だと。 また、それによってこそ、素晴らしく輝く人生が開かれると。
相手(他人)の出方次第ではなく、あくまで自ら(自身)のありかた次第ということですよね。
まあ、そんな大それた話じゃありませんが、毎朝のことですし。 一日のスタート位は、気持ちよくいきたいですから、そう、後は、実践あるのみですね。